ちょっと良かったこともありまして、仲間と一緒にいくことにしました。
静かにジャズが流れる空間、キリッとした板前さんたち、前回訪問したときの思い出も・・・
今回は奮発して特上にしました!
前に立った板前さんは話しやすく、ニコニコ。
前菜は左上の金柑の甘露煮がものすごいインパクトありました。
板前さんいわく、今年の金柑は本当に甘みが強くてできが良いそう。
調理前の金柑もわざわざ持ってきていただき説明してくださいました。
甘露煮はデザートにしてもいいくらい。蜜までキレイに頂いちゃいました。
右上のかぼちゃ豆腐。
かぼちゃの味がほんのり。
左下の以下、中央のタコも自前で仕込みます。
唯一自前ではないのが右下のモナカとチーズ。
「これ以外はすべてうちで仕込んでますよ」
と板前さん。
ヒラメは食べやすくさっぱり。
アオリイカはすだちがかかります。
すだちが効いてていいですね。
九州はかぼすをかけるところが多いですが、ここはすだち推しです。
今日の中トロは気仙沼産。
脂も程々で食欲がわきます。
どんどん良いもので上書きされていくのがちょっと恐ろしい!!
好物のクエ。
甘みのある醤油でいただきます。
クエの厚みもすごい。
前で手際よく包丁さばきがいいですね!
カツオスモーク。
動画撮影しようかなと思って操作ミス・・・面目ない。
見て楽しい、食べて楽しい、そしてその香りの余韻が楽しい。
食べるだけではない楽しさをこちらのお店では楽しむことができます。
見た目も面白い。
ホタテの白さ、その後のキンメダイは色の赤み。アジは輝きがある感じ。
こういうのも楽しみながらの鮨は居心地がいい。
先程の気仙沼産のマグロの赤身漬け。
江戸前ならではの伝統。
醤油も吸っているので甘みがあっていいなぁ。
焼き物の鰤。
脂の乗った鰤。
タレが控えめで、鰤そのものを食べられる絶妙な仕上げ。
その間に海苔をカットする音。
包丁で「ぱりっ、ぱりっ」とキレイで乾いた音、これは本当に良い海苔でないと聞けない音。
うにの軍艦巻きが来ます。
うにも好きなのですが、海苔がとろとろとろけていくのが好きです。
海苔が美味しいから、うにも美味しい。
その後はキャビアの軍艦巻き。
塩気抑えめの特製キャビア。
板前さんと同伴者と私で「3大珍味」について盛り上がりました。
トロたく。上にいくら乗せです。
特上は乗るそうです。
3大珍味よりいくらかな~私は。
車海老は温かいうちにと板前さん。
程よい温度で口の中でとろけていく車海老。
最高ですね。
蟹の茶碗蒸し。
中にはいくらが贅沢に。
3大珍味よりこのカニの甘さといくらのほうがいいなぁなんて。
「3大珍味が更新されないのかな~」と同伴者。
「将来、今お手頃の魚が3大珍味になってしまうかも」
と楽しい話題になりました。
大トロ。
迫力もありますね。
大ボスみたいな存在。
穴子は口の中でとろけて柔らかい。
おいしい良い穴子です。
前回もうっとりした記憶が、そしてその記録もあります。
鮨のラストは干瓢巻。
私のものを読んでいただいている方はおわかりでしょうが、「わさび抜き」です。
同伴者はわさびを入れています。
板前さんは私に配慮して干瓢巻はわさび抜きで作ってくれました。
同伴者は「わさび抜きの方がいい」と。
干瓢の美味しさを味わうにはわさび無しで食べてほしい。
そのくらい美味しいのですよ!
きれいなカットの断面にもうっとりしてしまいます。
あおさの赤だし。
赤だし特有の濃い感じがしなくて美味しくいただけます。
プリンみたいな卵と、自家製の抹茶ムースでおしまい。
こういう楽しいひと時は良い空間と良い鮨がいいですな。
他のお客さんも親しげな感じの様子で鮨とお酒を楽しんでおりました。
博多 鮨 栞庵やましろ
博多区博多駅前3丁目22−5 Mビル2号館 1F
|
コメントを残す